化学療法委員会

委員会概要

近年、入院せずに外来で点滴や注射の抗がん剤治療を行う外来化学療法が増加してきました。抗がん剤治療は、投与順序や投与量、投与時間、現れる副作用などが治療法によりすべて異なり、十分な注意と管理が必要となります。複雑で日進月歩の治療を安全に行うため、外来(化学療法センター)で治療を行う場合には化学療法委員会の運営が法律で定められています。院内で行われる外来と入院の化学療法を安全かつ有効に行うため、治療の標準化を目的としています。

業務内容

3ヶ月に1回定期開催

  1. レジメン(抗がん剤の投与量や投与方法、投与時間などを時系列に記した治療計画書)の審査・登録を行っています。当院で行われているがん化学療法は、学会のガイドライン、海外を含めた論文や臨床試験のデータなどの科学的根拠に基づき有効性や安全性を評価したものを行っています。
  2. 抗がん剤の投与時の安全対策として、調剤時には薬剤師が、投与時には看護師が、医師の指示内容と相違がないか3重の確認を行っています。
  3. 外来・入院点滴治療数の把握
  4. 安全・安心・確実な治療が提供できるよう、情報・対応の共有化を図るためマニュアルの作成と管理を行っています。
  5. 院内教育として、抗がん剤の取り扱いや副作用などの情報を職員に周知して、病院全体の治療の質向上を図るために取り組んでいます。  
  6. 医療相談、口腔ケア、栄養指導、治療数の管理
  7. その他

実績

令和3年度

がん相談(医療相談)

相談人数 153名(外来人数 23名)
延べ相談件数 312件

歯科口腔外科

化学療法施行患者における口腔ケア依頼人数 16名

栄養科

化学療法患者栄養指導件数 147件

※がん化学療法治療件数とレジメン登録数はExcelデータで用意しています

(外来治療件数は外来腫瘍化学療法診療料、外来化学療法加算を基に算出)
診療報酬改定により、外来腫瘍化学療法診療料 抗悪性腫瘍剤を注射した場合(旧 1A)、外来化学療法加算 抗悪性腫瘍剤以外の薬剤を注射した場合(旧 1B)へ名称変更

このページの先頭へ