本文へジャンプ

診療科のご案内

消化器内科

1)スタッフ

五十川 修
役職:内科部長
卒業年度:平成2年
資格:日本内科学会認定内科医

丸山 正樹
役職:内科部長
卒業年度:平成11年
資格:日本内科学会認定内科医、日本内科学会認定総合内科専門医、日本消化器病学会認定 消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医、日本肝臓学会認定 肝臓専門医

高橋 祥史
役職:内科医長
卒業年度:平成21年
資格:日本内科学会認定内科医

中島 尚
役職:内科医長
卒業年度:平成23年度
資格:日本内科学会認定内科医

杉田 萌乃
役職:内科医員
卒業年度:平成27年
資格:日本内科学会認定内科医

2)診療内容

  1. 診療体制
     当院消化器内科は、常勤医師5名、非常勤医師6名(新潟大学、関連病院、開業医院より派遣)で運営されており、非常勤医師は検査内視鏡、金曜の午前外来を担当します。下記に示すように消化器疾患全般の診療を行っており、病棟スタッフ、内視鏡スタッフ、放射線科スタッフと協力し、1次救急から3次救急まで可能な限り対応しています。また、当科内での症例検討会、外科との合同検討会、看護師との病棟検討会を定期的に行い、少しでも診療の質を高められるよう日々努力しています。
  2. 消化管(食道、胃、小腸、大腸)
     検査内視鏡では拡大機能、Narrow band imaging(NBI)機能を搭載した内視鏡(OLYMPUS社製GIF-H260Z、CF-H260AZI)を使用して早期がんの発見に努め、胃がん、食道がん、大腸がんなどに対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を積極的に行います。消化管出血に対しては緊急内視鏡検査を行い、内視鏡的に止血を試みますが、止血困難な場合は経カテーテル的動脈塞栓術を行うこともあります。食道胃静脈瘤に対し、内視鏡的静脈瘤硬化療法(EIS)、内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)、バルーン閉塞下逆行性静脈塞栓術(B-RTO)などを行います。腸閉塞に対しては経鼻内視鏡を利用し、減圧チューブを短時間で深部まで進めます。がんによる消化管狭窄に対し、基本的には手術不能症例に金属ステントを留置しますが、大腸がんによる大腸閉塞に対しては、緊急で金属ステントを留置することで緊急手術を回避し、より安全な状態で手術を受けて頂くことも可能です(Bridge to surgery)。炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)に対し、抗TNF-α抗体(インフリキシマブ、アダリムマブ)による治療、白血球除去療法(L-CAP)、顆粒球除去療法(G-CAP)、ステロイド動注療法などを行います。検査内視鏡検査を受けられない症例ではカプセル内視鏡、CTコロノスコピーも施行可能です。
  3. 肝臓
     肝臓がんに対し、ラジオ波焼灼療法(RFA)、肝動脈化学塞栓療法(TACE)を積極的に行います。肝臓がんの多発例では肝動脈リザーバーを皮下に埋め込み、動注化学療法を行うこともあります。B型慢性肝炎に対し、核酸アナログ製剤(エンテカビル、ラミブジン、アデフォビル)、あるいはペグインターフェロンによる治療を行います。C型慢性肝炎に対し、症例に応じてインターフェロン療法(シメプレビル、ペグインターフェロン、リバビリン)、DCV/ASV併用療法(ダクラタスビル、アスナプレビル)を行います(今後、ソホスブビル、レディパスビルも使用可能となる予定です)。
  4. 胆道(胆嚢、胆管)
     胆嚢結石などを原因とする急性胆嚢炎に対し、経皮経肝的胆嚢ドレナージ術(PTGBD)、内視鏡的胆嚢ドレナージ術(ENGBD)を行います。胆嚢炎を繰り返し、胆嚢摘出術を受けられない場合、超音波内視鏡下胆嚢ドレナージ術(EUS-GBD)を行い、金属ステントを留置します。総胆管結石、胆管がん、膵がんなどによる閉塞性黄疸、急性胆管炎に対し、内視鏡的逆行性胆管ドレナージ術(ERBD)、経皮経肝的胆管ドレナージ術(PTCD)などを行います。その後、総胆管結石に対しては内視鏡的乳頭バルーン拡張術(EPBD)、内視鏡的乳頭大径バルーン拡張術(EPLBD)、内視鏡的乳頭切開術(EST)を行い、結石を除去します。胆管がん、膵がんなどによって胆管が狭窄している場合は、経皮的、あるいは内視鏡的に金属ステントを留置します。
  5. 膵臓
     重症急性膵炎に対し、緊急で血管造影検査を行い、蛋白分解酵素阻害薬、抗菌薬の持続動注療法を積極的に行います。被包化膵壊死(Walled-off necrosis)に対しては経皮的ドレナージ術、内視鏡的膵壊死部摘除術(endoscopic necrosectomy)を行います。
  6. 抗がん剤治療(化学療法)
     消化器がん(食道がん、胃がん、大腸がん、膵臓がん、肝臓がんなど)の手術不能症例、再発症例に対し、最新のガイドラインに基づいた抗がん剤治療を行います。食道がん、膵がんに対しては放射線科と協力し、化学放射線療法を行います。抗がん剤の投与時間が長い場合、血管が細くて点滴が入りにくい場合は、中心静脈ポートを皮下に埋め込むことも可能です。全身状態が安定していれば、外来で抗がん剤治療を行います。がん性疼痛のコントロールなど、緩和医療にも力を入れています。

3)診療実績

2008年4月から2015年3月までの診療実績です。

  上部消化管(食道・胃・十二指腸)
  平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度
上部消化管内視鏡検査(EGD) 3511 3499 3353 3445 3461 3285 2989
内視鏡的粘膜切除術(EMR) 4 6 4 2 2 5 2
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD) 68 69 40 67 68 74 66
内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL) 7 4 7 0 6 8 0
内視鏡的静脈瘤硬化療法(EIS) 12 19 1 16 20 36 13
経鼻イレウス管留置術 10 10 22 32 50 22 14
消化管ステント留置術 7 13 5 11 13 8 20
内視鏡的止血術 60 62 70 56 63 46 40
胃瘻造設術(PEG) 33 45 49 39 18 26 25
カプセル内視鏡検査 0 0 2 3 6 6 6
小腸内視鏡検査 0 0 5 7 12 6 2

  下部消化器管(大腸)
平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度
全大腸内視鏡検査(TCS) 1136 959 1113 1075 1096 1050 909
内視鏡的粘膜切除術(EMR) 242 257 241 268 211 252 192
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD) 1 1 4 14 9 8 15
内視鏡的止血術 10 12 18 18 13 6 12
経肛門イレウス管留置術 8 8 8 8 8 6 3
大腸ステント留置術 2 2 3 2 8 4 16

  肝臓・胆道・膵臓
平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度
腹部エコー検査 1255 1022 982 984 925 810 819
エコーガイド下経皮肝生検 14 8 8 18 17 21 13
ラジオ波焼灼療法(RFA) 10 9 8 10 13 13 7
経皮経肝的胆管ドレナージ術(PTCD) 16 37 19 34 28 34 29
経皮経肝的胆嚢ドレナージ術(PTGBD) 21 36 38 30 39 39 52
経皮的胆管ステント留置術 10 18 8 11 12 23 21
経皮的膿瘍ドレナージ術 10 4 12 15 11 20 18
胆道鏡検査 1 7 1 1 1 1 1
肝動注化学塞栓療法(TACE) 34 43 22 23 30 24 36
肝動注リザーバー挿入 9 8 6 10 7 4 5
膵動注療法 0 1 1 6 3 1 0

  ERCP関連
平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度
内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP) 172 169 161 160 153 142 130
内視鏡的胆管ドレナージ術(ERBD、ENBD) 106 85 117 116 89 73 62
内視鏡的結石除去術(EPBD、EST) 65 76 56 41 42 53 41
内視鏡的胆管ステント留置術 11 10 4 3 3 1 0
内視鏡的乳頭切除術 3 2 0 1 0 2 3


4)外来スケジュール

外来診療担当表をご確認ください。

5)参考動画

①早期胃がんに対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)。0-cmtub1ly0v0HM(-)VM(-)scar(+)