柏崎DMAT

DMATメンバー

医師

津吉秀樹(隊長)
役職:副院長
卒業年度:平成3年
資格・研修履歴等:整形外科専門医・指導医、臨床研修指導医養成講習修了、新潟大学医学部医学科臨床准教授、医学博士、JATEC修了、JPTEC修了、日本DMAT隊員、統括DMAT、新潟県西部ドクターヘリフライトドクター、独立行政法人新潟病院看護学校講師

丸山正樹
役職:診療部長・総合消化器内科内視鏡センター長・内科部長
卒業年度:平成11年
資格・研修履歴等:日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医、日本消化器病学会消化器病専門医・指導医・甲信越支部評議員、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医、日本肝臓学会肝臓専門医、日本医師会認定産業医、日本DMAT隊員、臨床研修指導医養成講習修了、臨床研修プログラム責任者養成講習修了、新潟大学医学部医学科臨床准教授、医学博士

佐藤毅昂
役職:内科医長
卒業年度:平成27年
資格・研修履歴等:日本内科学会認定内科医、日本消化器病学会消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医、日本DMAT隊員、臨床研修指導医養成講習修了、医学博士

看護師

行田由香
役職:看護師長
資格・研修履歴等:修士(災害医療学)、日本DMAT隊員、BLSインストラクター、JPTECプロバイダー、MCLS修了、ACLS修了、PEARS修了

春川一樹
資格・研修履歴等:修士(災害医療学)、日本DMAT隊員、救急看護認定看護師、ICLSインストラクター、ファーストエイドコアインストラクター、JNTECインストラクター、患者急変対応(KIDUKI)コース公認ファシリテーター、3学会合同呼吸療法認定士、BHELP標準コース(地域保健・福祉における災害対応標準化トレーニングコース)修了、J-CIMELS(母体救命)ベーシックコース修了

品田希
資格・研修履歴等:日本DMAT隊員、BLS修了、ICLS修了、JPTEC修了、ITLS修了、BHELP標準コース修了

業務調整員/ロジスティクス

山岸真紀(医療クラーク)
資格・研修履歴等:日本DMAT隊員、BLS修了、BHELP標準コース修了、診療情報管理士、メディカルクラーク、ドクターズクラーク、がん登録実務初級者

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DMATとは?

日本DMATは、災害時に医療支援活動をする、厚生労働省が管轄する組織として2005年に発足しました。地震などの災害発生直後の急性期(直後から2〜3日まで)に活動が開始できる機動性を持った専門的な研修・訓練を受けた災害派遣医療チーム(Disaster Medical Assistance Team)です。新潟県内の災害拠点病院(14病院)すべてに配置されており、柏崎総合医療センターも災害拠点病院です。

どんな人がやっているの?

DMATは病院ごとのチームになっていて、医師、看護師、業務調整員(ロジスティクス、ロジ)で構成されています。メンバーは皆、普段は病院で医師として、看護師として、業務調整員は技師や薬剤師、事務職員として、普通に仕事をしている人たちです。

どういう時、どうやって出動するの?

大災害が起こると被災地の県庁が厚生労働省に「医療支援が必要!DMATの助けを借りたい!」と連絡します。厚労省は災害の規模に応じて被災地の近隣県や全国のDMATに出動を要請します。そして出動が決まったたくさんのDMATが、迅速に集まり「DMAT活動拠点本部」を立ち上げ、ゼロから組織を作って役割分担し、被災した、負傷した人々を救うための活動を開始します。

どんな活動をするの?

  1. 現場活動(災害現場で患者を助ける)
  2. 病院支援(被災して診療ができなくなった病院に入って支援する)
  3. 地域医療搬送(少し離れた地域の病院に救急車などで患者を運ぶ)
  4. 広域医療搬送(被災地から遠く離れた地域の病院にドクターヘリや自衛隊の飛行機などと連携して患者を運ぶ)
  5. 本部活動(各チームの役割を決めて采配する、国や県庁などと調整をする)などの活動をします。
    また、電話やインターネットなどの通信手段が使えない状況で、刻一刻と変化する被災状況の情報収集をしたり、避難所や救護所の支援をすることもあります。

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柏崎DMATの歴史

2007年の「中越沖地震」で多くのDMATに柏崎を助けてもらったのが誕生のきっかけになっています。中越沖地震は、2005年に発足した日本DMATが初めて組織的に活動した災害です。

「助けられたなら、今度は助ける側に!」

という思いから、柏崎DMATは2012年に発足しました。

2017年に柏崎消防と連携協定を結び、専用のDMAT救急車を導入し、隊員を増やし、県内でも数少ない「消防と連携するDMAT」として訓練や実際の災害出動での経験を重ね、いつ起こるかわからない災害に備えています。

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DMAT救急車について

2017年12月7日、柏崎消防の救急車を病院が譲り受け「柏崎総合医療センターDMAT救急車」が誕生しました。車自体は、外装のデザイン以外は消防署の高規格救急車と同じ作りです。

消防の救急車は患者を病院に運ぶのが最も重要な任務ですが、DMAT救急車は、患者搬送に加えてDMAT隊員が被災地に移動するための車両です。DMAT隊員、医師や看護師が乗って活動する車なので「ドクターカー」として活用することが可能であり、医師が使う救命、応急処置に必要なものを乗せています。

心電図モニター、AED、呼吸器、酸素ボンベなど。縫合などの医療処置に使うもの。そして点滴、注射、薬剤、ガーゼ、包帯などなど。災害時には、出動する災害の状況に応じた資機材、隊員の個人装備(ユニフォーム、防寒具、ヘルメットなど)食料や寝袋なども載せて出動します。

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柏崎DMATの活動

柏崎総合医療センターのDMATは2018年9月6日に起こった「北海道胆振東部地震」で北海道に出動しました。消防と合同チームを組み、札幌や、震源地に近い胆振地域の病院支援に入りました。

札幌医大に参集したDMAT
苫小牧市立病院前で
苫小牧市立病院 DMAT活動拠点本部で活動
帰柏。消防本部で消防署と病院の職員に迎えられるDMAT
柏崎消防本部で北海道胆振東部地震におけるDMAT活動を報告
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